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■よりみち~編集後記

 

更新日2015/01/09


2015年は果たしてどんな年になるのだろう? 1月8日、新年早々、パリの風刺画で有名な新聞社がイスラム過激派の襲撃を受け12人が亡くなったテロ事件からの幕開けとなり、平穏で明るい1年にはなりそうもないようだ。イスラム過激派間の思想対立の激化(テロによる世界転覆を狙うアルカイダ系と、イスラム原理主義国家の独立を目指すISIS系では同じイスラム教でも考え方ややり方は大きく違っている)、ロシアとEUの経済及び政治対立の激化、アメリカのシェール革命によるアラブの原油市場の混乱と金融危機、中国のバブル経済の終焉による世界経済への影響、中国のアジア覇権主義の台頭による政治的な摩擦と日本の憲法改正論議への影響など、2015年は不安材料には事欠かない状態である。

この混沌とした状況の中で、日本の進むべき進路はますます狭められ、日本独自の道の選択は困難になっている。かつては、技術力や開発力でブランドになっていた日本だったが、現在の日本ではどうだろう。まだ日本の町工場的な職人魂は健在だが、311のフクイチのメルトダウンを境に、日本が誇れるような技術分野での優位性はもはや存在していない。あまりにも長い期間、日本の技術開発は世界レベルからすると高く、日本にかなう国はないと、天狗になってしまっていた結果、いつの間にか特徴のない何でも無難な国になってしまったようだ。

第二次世界大戦・太平洋戦争から70年となる今年は、ノスタルジックに過去の大戦を振り返ったりして、戦争という言葉が話題に上がる機会が多くなりそうだ。そこで気をつけたいのが、戦前の日本を美化して、大戦を正当化する論法である。安倍総理のライフワークとしている憲法改正(戦争放棄の条文を残しながら、紛争解決のための戦闘に参加できる国を目指す)は、正に日本を戦前の軍国主義に導き出そうとする流れであり、とても危険な考えに占拠されている呪われた家系の人です。今一度、二度と戦争という過ちを犯さないよう肝に銘じる必要がある年になりそうだ。(越)

 

 

 


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