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■よりみち〜編集後記

 

更新日2012/01/26


スマートホンは「スマホ」と略すらしいが、最近は「ステマ」とか「ネトゲ」だとか、略語が日常化して、その道の「トウシロ」にはなかなかすぐには理解が難しい時代になってきたようだ。「ステマ」=「ステルス・マーケティング」(消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること)、「ネトゲ」=「ネットワーク・ゲーム」の略語で、ネットの普及でさらに省略語が氾濫することは間違いなさそうだ。特に、文字数の制限のある「Twitter」が登場してさらに略語の使用が加速している。近い将来、ネットに不慣れな人は略語解読のためのソフトなしには文章が読めなくなるかもしれない。とにかく情報量が多すぎるから、短縮したり、省いたりしなければコンパクトにならないから、さらに略語に頼ることになるのだ。これは嘆いてもしょうがないよで、これも時代の流れなのだろう。
総務省の統計結果らしいが、現代の情報量は、10年前と比較すると540倍に膨れ上がっているらしい。確かに、10年前を思い出してみると懐かしい話がたくさんある。2000年のニュースでは、NTTの分割の年で、この年に東西に分かれ、KDDIが誕生し、Googleが日本語版をはじめたばかりで、Amazon.comが日本語版をスタートした年でもある。まだ世の中はISDN全盛時代だったわけで、光回線もなかったのだ。今では当たり前のサービスになった「SNS」=「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」(Social Network Service)の存在すらなかったわけで、パソコン通信で電子掲示板やチャットを楽しみ、携帯でi-Modeが普及してきていた程度だった。今となってはのんびりした時代に思えてくる。情報をまだ探していた時代かもしれない。
いまやTwitter や Facebook によるSNS全盛時代に突入し、情報は垂れ流され、溢れる情報の中からどうやって正確で自分にマッチした情報を選択するかということが大切になってきている。新聞やラジオ、そしてテレビよりも速く、そして詳しい情報をインターネットでキャッチできることが分った以上、もう過去には戻れない。新聞や雑誌の影響力よりもSNSの方が大きくなっており、報道メディア自体が変化してきている。テレビや新聞の発表だけでなく、その裏情報がいたるところで発信されているから、そちらの情報の方が信憑性が高く、ライブ感があるから、ますますネットを重視することになっている。やはり時代のキーワードは「スマホ」「Wi-Fi」「ワイアレス」そして「クラウド型サーバー」による「オープン・コミュニケーション」であり、Twitter や Facebookがさらに進化する「SNS」が時代を牽引していくことになりそうだ。このSNSの普及により、これまでの「メール」もなくなる可能性も指摘されていて、匿名性が好きでシャイな日本人がどこまでオープンなネットワークに慣れ親しめるのかが次の日本の課題かもしれない。(

 

 

 


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