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■よりみち~編集後記

 

更新日2011/12/23


平成23年=2011年という年は、驚くほどのスピードで過ぎ去ってしまったというのが実感である。年齢と伴に1年間が加速していくと言われるが、やはり今年は特別な、そして記憶に残る年になるだろう。「3.11_大震災と原発事故」、国の崩壊とはこのように起こるのだろうなと思えた。第二次大戦の終戦の日、日本が崩れ堕ちた時、このような無常観が人々の記憶に重なったのだろうなと思えた。日本はこれで駄目になったかもしれないと本当で心配した。これは本気で自然エネルギー開発で生まれ変わるしか日本再生の道はないだろうなと感じた。「第二の敗戦」と田原総一郎氏が言っているように、それほどのインパクトのある時代の区切りをつけるような天災であり原発事故だった。そして9ヶ月が経過して、年が変わろうとしているのだが、喉元を過ぎた煮え湯もこれほど冷めてしまうものかとあきれるほど、あの恐怖の日々、無力感、反省心、復興への祈りなど、どこかに置き忘れてしまったように思える。
「人は忘れるから生きていられる」とは、確かに核心をついている言葉だと思える。実際に被災した人たちにとっては、確かに忘れないと生きていけないのは現実の問題だが、地域の復興やそれを主導する政治にとっては、いつまでも「3.11」を忘れることは許されないことだし、常にそれを原点とすべきである。人は失敗や挫折を繰り返し、それを乗り越えるために知恵を与えられ、より理想を目指して発展することをプログラムされている存在のはずである。目先の利益しか考えないようになった政治家や企業人、そしてがんじがらめの電力・水道・ガスなどのライフラインの利権構造、官僚主義という排他的なエゴイズム、旧態依然の司法制度や国会システムなど、国家レベルで見直す必要に今迫られている。これはなにも日本だけの問題ではなく、全世界共通の認識であり、試練のように思える。どこの国もとても状況が似ている。金権主義、官僚主義、利己主義、排他主義、事なかれ主義などなど、旧態依然のシステムの限界の時期が世界同時にやってきているのだ。そして、日本にはそれを後押しさせるような「3.11」が起こった訳で、「災い転じて福と為す」という絶好のチャンスを与えられていると考えるべきだろう。
2011年で政治家の時代は終ったのではないだろうか。誰も政治家に期待していないし、政治家は選挙での生き残りと、定員削減により自分が消されないことの方で頭が一杯のようだから、この際、お互いに大いに喧嘩でも論争でもしてもらって、政党などすべてぶっ潰してもらいたいものだ。職業としての政治家は認めず、すべてボランティアとして、日当と交通費のみで、秘書二人分の給料だけは国が面倒をみることにすれば、どれだけまともになるだろう。問題の選挙費用も、選挙運動をしなければお金がかからないわけで、すべてWebとTVを使い(もうそろそろネットでもいい頃だね。地デジもあるからNHKをこの選挙専用に使えるしね)投票もネット登録させて、選択できる形式にすべきだね。わざわざ紙に鉛筆書きする意味がないし、税務申告もオンラインの時代に選挙だけは別というのも説得力がない。いくら政治に期待しても何も変わらないし、動かないのだから、政治システムそのものを変えていくしかないだろう。その魁と期待しているのは、やはり『大阪維新』だ。地方からの改革の動きは国会レベルでも敏感に反応せざるを得ない。国会議員もすべて地方選出議員であり、地方の動きに敏感でないと選挙に勝てないのだから、地方からシステムが変わることは国会でも無視などできるはずがない。今まで考えられなかった逆の方向から台風が吹いてきている状態だろう。だからこそ、大阪維新は失敗が許されない。スキャンダルやデマゴーグなど当然予測しているだろうが、なんとか初心を貫徹してほしいものである。大阪の風が全国に吹き始めたら、日本の政治は面白くなってきそうだが、果たして大丈夫なのか、ちょっと心配しながらも応援していきたい。(

 

 

 


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