『メモリア少年時代』刊行のお知らせ
2020年8月1日、当コラムは『メモリア少年時代』と改題され、 未知谷から出版されました。
メモリア少年時代
四六判上製160頁 1,600円(税別) ※送料無料
ISBN978-4-89642-617-5 C0095
「一つひとつの確かさ」
喜びを共有できるメモリア全24篇
はるかな少年時代……、そこここに点在するたくさんの記憶
泥田に落とした玩具の刀を探してくれた通りすがりのお姉さん
隻腕の同級生――鉄棒を笑顔であきらめた校庭の青空
ボクだけの虫捕りの宝庫だった山が造成で消えた日
どうしてもむやみな挨拶を口に出せなかった自分
今から思えば、どれもが素晴らしかった瞬間
蓄積された記憶こそ、現在の自分自身
この感動こそ、かけがえのない道標べ―――――――――――
第一話 ベージュのすみか
第二話 キングの行方
第三話 クマンバチ作戦
第四話 カラスの家
第五話 緑の海のキリギリス
第六話 窓辺のラン
第七話 揺れる水の向こうのブルー
第八話 いろんなタマシイ
第九話 センパイの涙
第十話 二つのコトバ
第十一話 シムラの爺ちゃん
第十二話 クヌギ山のことなど
第十三話 ヤタのひとびと
第十四話 不思議なキオク
第十五話 夕暮れのタンボ
第十六話 出窓でのオハナシ
第十七話 クラスの女の子のこと
第十八話 川遊びのことなど
第十九話 マイドサンという言葉
第二十話 真っ赤なトウガラシ
第二十一話 キンピカの宝物
第二十二話 N君のことなど
第二十三話 キオクの行方
第二十四話 ヒトと言葉
あとがき
谷口 江里也 [たにぐち えりや]
詩人、ヴィジョンアーキテクト。
石川県加賀市出身、横浜国立大学工学部建築学科卒。
中学時代から詩と哲学と絵画と建築とロックミュージックに強い関心を抱く。
1976年にスペインに移住。バルセロナとイビサ島に居住し多くの文化人たちと親交を深める。
帰国後ヴィジョンアーキテクトとしてエポックメイキングな建築空間創造や、ヴィジョナリープロジェクト創造&ディレクションを行うとともに、言語空間創造として多数の著書を執筆。
音羽信という名のシンガーソングライターでもある。
主な著書―
『画集ギュスターヴ・ドレ』(講談社)
『1900年の女神たち』(小学館)
『ドレの神曲』『ドレの旧約聖書』
『ドレの失楽園』
『ドレのドン・キホーテ』
『ドレの昔話』(以上、宝島社)
『鳥たちの夜』
『鏡の向こうのつづれ織り』
『空間構想事始』(以上、エスプレ)
『イビサ島のネコ』
『天才たちのスペイン』
『旧約聖書の世界』
『視覚表現史に革命を起こした天才ゴヤの版画集1~4集』
『愛歌(音羽信)』
『随想 奥の細道』
『リカルド・ボフィル作品と思想』
『理念から未来像へ』
『異説ガルガンチュア物語』
『いまここで』(以上、未知谷)など。
主な翻訳書―
『プラテーロと私抄』(ファン・ラモン・ヒメネス著、未知谷)。
主な建築空間創造―
《東京銀座資生堂ビル》
《ラゾーナ川崎プラザ》
《レストランikra》
《軽井沢の家》など。