現代語訳『枕草子』
谷口 江里
枕草子 第九回
その八の三 姫宮の御方の童女の
今年四歳になられた姫宮、中宮さまと一条天皇との御子であられる脩子(ゆうこ)内親王さまのお世話をする童女(わらわべ)が身につける装束を新調するようにと、中宮さまがおっしゃられたとき、生昌ときたら、つきましては、その衵(あこめ)の上に着られる上襲(うわおそい)は何色にすればよいでしょうか、などと聞いておりました。(本文テキストへつづく・・・)
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谷口 江里也 (たにぐち・えりや) 著者にメールを送る 詩人、ヴィジョンアーキテクト。言葉、視覚芸術、建築、音楽の、四つの表現空間を舞台に、多彩で複合的なクリエイティヴ・表現活動を自在 に繰り広げる現代のルネサンスマン。著書として『アトランティス・ ロック大陸』『鏡の向こうのつづれ織り』『空間構想事始』『ドレの神 曲』など。スペースワークスとして『東京銀座資生堂ビル』『LA ZONA Kawakasi Plaza』『レストランikra』などがある。 Elia's Web Site [E.C.S]
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