■現代語訳『風姿花伝』 ~世阿弥の『風姿花伝』を表現哲学詩人谷口江里也が現代語に翻訳
谷口 江里也
この頃になると、その人の一生の芸能のありようが定まり初(はじ)める。つまり稽古も、この時期こそが境目と知って行う必要がある。この頃になれば、声変りなどもすっかり終わって、声も體も、その人なりに定まってくるが、能の道を求める者にとっては、この時期は、二つの果報というべきものが得られる時期だ。(本文テキストへつづく・・・)
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第六回