第1回:アマゾンでジャングル暮らし?
更新日2004/06/24
こんにちは、めだかです。
ブラジルはアマゾン川河口の街ベレンに住んでいます。アマゾンっていえばどんなイメージ? 豊かな熱帯雨林の中を色鮮やかな鳥が飛び回り、人々は太古からの生活様式を守り続け、自然と調和しながら暮らしている…というような感じかな。
だから出発前、友人たちには「アマゾン! じゃあジャングルに住むんだね」とか「電気や電話は通ってるの?」とか「ピラニアに食べられないでね~」、なんて言われて送り出されてきた。
成田から飛行機で約30時間、地球の反対側にあるブラジルのしかもサンパウロやリオじゃなくってアマゾン川河口の街、と聞いたって想像もつかないよね。
でも、実はここベレンは人口130万人の堂々たる大都市で、きれいなショッピングセンターも高層マンションも映画館もあって、バスも車もいっぱい走っていて、わりとフツーに都会生活を送れるのだ。
もうちょっとサバイバル生活になるのかしらと思っていたので、少し拍子ヌケ。とは言っても、赤道直下の熱帯&ラテンの地。何事もきちーんとしている慎ましやかなニホンから来た身には、「!」「?」「!?」「*@★#ф!!??」の毎日で飽きない。
街で見かけたオウム型の公衆電話
ベレン(Belem)と聞いても、「そこどこ?」という人が多いと思うので、歩き方的紹介を少々…。
ベレンはブラジル北部の大西洋に面したパラー州の州都で、地図で見ると赤道からちょこっと南側にある。つまり1年中気温と湿度がかなり高い。そう聞くとげんなりしそうだけど、ほとんど毎日降るスコールの後はさっぱりするし、朝晩は涼しいくらいで、東京みたいな蒸し暑~い熱帯夜ということもない。
そして、あちこちの通りには大きなマンゴーの木がたくさん植えられていて、「マンゴー並木の街」とも呼ばれている。太陽がガンガン照りつける昼間でも、この木陰に入ると涼しくてホッとする(日なたに出るとまた溶けそうになるけど)。
建物にはポルトガル植民地時代の名残があるのでヨーロッパの香りもしつつ、道端では山積みになった熱帯の果物が売られたりしている。ベレンはそんなところです。
ブラジルといえば世界中から移民を受け入れてきた人種のるつぼの国。ベレンにもホントにいろんな顔の人たちがいる。だから"外国人"のワタシでもそれほど違和感なく溶け込めて、街をスイスイと動き回ることができるのがうれしい。
修行中のポルトガル語はまだカタコト以下だし(とほほ…)、勘違いもいっぱいあるだろうけれど、こちらで目にしたり感じたりしたことを伝えられたらいいなと思っています。
第2回:こんなとこに住んでいます。