■新・汽車旅日記
〜平成ニッポン、いい日々旅立ち 
第271回「奥洞海とかしわ飯
−筑豊本線 若松〜折尾−」
若松駅はかつて石炭輸送の拠点であり、日本のエネルギーの要衝でもあった。しかし今は旅客輸送のみのローカル線である。往時の資料を紐解けば、駅舎は総二階建ての幅広で瓦屋根という、神殿のような建物だったようだ。しかし現在の駅舎は町中の郵便局のように控えめで、なぜか屋根上の駅名看板に電話番号がふたつも併記されている。電話をすれば列車が用意されるわけでもないのに、あれはどういうつもりだろう。時刻はちょうど13時。次の列車は13時13分発の折尾行きだ。9時から14時台まで、列車は1時間に2本しか来ない。夕方は1時間に3本、ラッシュ時に4本である。地方都市におけるの鉄道の役割を、端的に表したダイヤだといえる。
※【マイコミジャーナル】 ライフ>>
「鉄道」(ニュース担当)
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杉山 淳一
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■店主の分け前
〜バーマンの心にうつりゆくよしなしごと 
第134回「クリスマス商戦とクリスマス休戦」
私が店を始めて以来、最も静かな12月である。お客さんに伺ってみると、これは自由が丘に限ったことではなく、どの繁華街でもほとんど人が歩いておらず、車の量も極端に少ないそうだ。自由が丘も、例年と変わりなく、早くも11月も半ばを過ぎた頃から、イルミネーションを施し、音楽を流してクリスマス気分を盛り上げ、クリスマス商戦を繰り広げている。けれども「笛吹けども踊らず」というのか、お客さんの反応がないのである。サンタクロース姿で売り場に立っている人も、いつもと同じくらいの数がいる。そのサンタクロースたちが時間を持てあまし、手持ち無沙汰で雑談をしている姿が目立つ。不思議なくらい、街に気というものが感じられないのだ。
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金井 和宏
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■フロンティア時代のアンチヒーローたち
〜西部アウトロー列伝 
第111回「ヴィリャ・メルセデス銀行強盗事件 その2」
カウンターの上にそびえる高い鉄柵の仕切りをどのように二人の犯人が乗り越えたのか、出納係のガリシア(Garicia)は覚えていない。気がついた時には、すでに銃口が胸に付きつけられていた。賊はナシオン銀行の金庫をきれいに持ち去った。銀行側の声明では12,000ペソから14,000ペソが被害総額だった(現在の米ドル換算でおよそ15万ドルになろうか)。居合わせた客のカルロ・リッカの証言で、銀行員を脅迫したのはスペイン語でだったが、仲間同士では言葉をほとんど交わさず、事前のすり合わせが充分行われており、あらかじめ振り分けられたそれぞれの役割を完璧に演じていたことが分る。
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佐野 草介
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■亜米利加よもやま通信
〜コロラドロッキーの山裾の町から 
第92回「師走とヘンデルの救世主・メサイア」
アメリカで一番大きな祭日はなんといってもクリスマスです。子供たちだけでなく、大人もクリスマスムードに染まってきます。スパーマーケットやショッピングモールの前で救世軍の人たちが寒さのなか、ゴロゴロに重ね着をしてベルを振り、義援金を集めている姿もクリスマス前の風物です。クリスマスの音楽といえば、毎年、毎年同じ曲が繰り返されます。「きよしこの夜」「ジングル・ベル」「ホワイト・クリスマス」「赤鼻のトナカイ」それに賛美歌では「諸人こぞりて」などなど、決まりきった定番ばかりが繰り返されているのに不思議と飽きません。年一度だけ聞くせいでしょうか、それとも子供の頃からしばしば耳にしていた郷愁のせいなのでしょうか。
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Grace Joy(グレース・ジョイ)
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■よりみち〜編集後記
NHKのBSでやっていた『証言でつづる現代史 中国 改革開放はこうして始まった』をたまたま観ていて、いかに中国のことや革命の父であった毛沢東のことを知らないかが分った……
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「のらり」編集部
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“Merry
Christmas 2008”
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*****投稿原稿はこちらまで*****
「のらり」編集部
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