■よりみち〜編集後記

 


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更新日2006/03/23


WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の第一回大会の優勝が日本とは驚いた。最初はそんなに盛り上がっていたとは思えなかったが、やはり自国が優勝決定戦となると気持ちが入るものだ。そしてレベルの高い試合が、こんなに面白いものだということを改めて知らされた。どんなスポーツにも共通している集中力の闘い、相手だけでなく自己との闘いであり、それはどれだけ練習してきたかという自信と、どちらに女神が微笑むかという思い切りのよさの勝負になるわけだ。イチロー選手がインタビューでも言っていたように、技術や実力の問題でなく、どちらが勝ちたい気持ちが強いかの勝負なのだ。今回は日本がキューバよりその気持ちが少しだけ勝っていたということなのだろう。TVの視聴率が56%を超えたということにも正直驚いた。そんなに日本人は野球が好きだっただろうか。日本が優勝することにそんなに注目していたとは思えなかったのだが、やはり愛国心ということなのだろう。国旗を背負って戦っている以上、やはり日本に勝ってもらいたいと思うし、負けないで欲しいと願っている自分がいる。若い頃、国籍などナンセンスでコスモポリタニズムが理想だと思っていた。それでいながら、海外でチャイニーズか、コリアンかと聞かれて、ジャパニーズだと訂正する自分を発見した。国籍など関係ないと思いながらも、自分が中国人と思われたことに複雑な気持ちがした。結局、流れている血は変えられないことを悟ったのだが、パスポートの国籍に関しては、あくまでも書類であって、便宜上のものと今でも思っている。血と国籍は関係ないはずだからだ。最近、「国を愛する心」のことでお上がもめているらしい。教育基本法の改正で、愛国心の教育が不可欠ということで、その表現方法で政党間で対立しているらしいのだ。自民党は「国を愛する心」、公明党は「国を大切にする心」と主張して調整がつかない状態らしい。国を愛する気持ちがかつての軍国主義につながることを危惧して、国を大切にするという表現に抑えておいた方がよいという心配症の公明党の判断のようだ。どうもお役人の考えていることは現実と乖離しすぎていてさっぱり理解できない。教育の問題は教育システムの問題であり、この異常だらけの世界で、どうやってまともな子供を育てていくか、どんな明るい未来を子供たちに提示できるかが問題であり、国を愛すか、大切にするかの表現でもめることは不毛の議論に思える。それならば、今回のようなWBCのゲームを生で子供たちに見せるだけで十分ではないだろうか。国を愛する心とはこういうことだよと。でも、相手のキューバも素晴らしかったし、国を愛する気持ちは世界共通だねと。ところでWBCにあっさり負けたアメリカは、果たして第2回大会は開催するのでしょうか? また国連方式のように、日本が優勝国だからとかなんとかおだて上げて、お金ばかり要求されるのではないでしょうか。早くも心配し始めています。(

 

 

 

 

waragutsu
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11/19/2005更新
 
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