■よりみち~編集後記

 


■更新予定日:毎週木曜日

 

 

 

 

 


更新日2006/06/01


先日、突然Ya○○BBのサポートと名乗る男性から携帯電話に連絡があり、インターネットの契約のことを根掘り葉掘り聞いてきた。よくあるIP電話の加入セールスなのかなと、少々うんざりぎみだったのだが、「自宅の方に伺って設定をさせていただきますので、ご都合のよい日時を教えてください」と言ってきた。設定? すでにYa○○BBの光ファイバーに変えてから3ヶ月近くなるし、設定は当然完了している。大分前にサポートに光ケーブルに変えたのになぜ速度がこれほど遅いのか(無線LAN使用だが3Mしか出ない)、と苦情の電話を入れたことを思い出した。今頃になってやっと動いてきたのかと思い至った。IP電話の設定確認を含めて伺うと言うので、日曜日の午前中に来てもらうことにした。苦情のフォローと思っていたのだが、特にそのような指示はなく、IP電話の設定確認が目的で、申込者を順番に回っているということだった。それにしてもYa○○BB会員の自宅を全員訪問していると言うから驚いた。速度が遅いので裏技を使ってなんとかならないか彼に頼んでみたが、彼が持参したノートPCで調べると、18Mも出ている。彼は申し訳なさそうに、「PCのスペックの問題が一番考えられる」と言うのだった。やはり5年以上前のPCでは光にしてもADSLとそう変わらないようだ。彼は、メモリーを増やしたり、レジストリの書き換えなどで改善される場合もあると、ショックを受けた私を慰めてくれた。一度設定したがうまくいかずあきらめていたのだが、彼のおかげでパソコンで無線LANを使ってテレビを視聴できるようになったのが収穫であった。ADSLから光ケーブルに変更して、ネットの速度はそれほど実感がないが、BBTVでオンデマンドビデオが楽しめるのがメリットである。もうビデオ屋さんに借りに行ったり、期日までに返却しに出かける必要がないので大いに便利だと思っていたのだが、それなりに問題があることが分かった。それは、チャンネルのボタン一つであまりに簡単にレンタルできるので、観たいと思っていなかった作品まで観てしまうことで、どうしても駄作を観てしまうことが多くなった。2、3分程度は、テスト視聴というのができれば助かるのだが、一度再生ボタンを押してしまうと課金されてしまうので、結局最後まで付き合うはめになるのだ。便利すぎるのも問題である、と書いておきながら、思わぬ拾い物のような作品にめぐり会うこともある。私の場合は、海外のテレビドキュメント作品が多いのだが、ピンクフロイドの「ECHOES」の誕生秘話ドキュメントとか、スペインの斬新な料理で有名な「エル・ブジ」の魅力を紹介するドキュメント作品など、レンタルビデオ屋でも見かけない作品が観られるというメリットもあることも確かである。ただ、インターネットと連動しているわけだから、もう少し作品解説を充実してくれてもいいように思える。それと作品ライブラリーもまだまだ少なく、もっと古い映画やアジアの作品などが充実してくると、本格的なオンデマンド時代がやってくると思うのだが…。(

 

 

 

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