■よりみち~編集後記

 

■更新予定日:毎週木曜日

更新日2002/06/20

サプリメンテーションが世の中大はやりだ。マツキヨをはじめとするドラッグストアはもちろん、コンビニにも、スーパーにも錠剤の小瓶が溢れかえっている。かく言う私も、学生になり東京に出て独り暮しをはじめてから、偏りがちな食生活に先行き不安を感じ、常に何かの栄養補助食品を手元に置いている。明とも暗ともつかないんだよなー。正直言って、見違えるほどの効果を感じないんだもの。かといって、サプリメントを飲んでいなかったら、今の健康状態よりももっと悪かったのかもしれないとも思えて、飲むのをやめるのもちょっと怖い。実際どうなんだろうか? プラシーボでもよかったりして。「ビタミンCがレモン○個分」などとうたわれている食品が多く出まわっているが、あーゆーのは確かに製造行程ではビタミンを添加しているのだが、その後の処理でほとんど失われてしまい、製品になる頃にはほぼすっきり残ってないそうだ。でも他の食品に比べて少しはましな気がして、買っちゃったりしません? そんなことを考えていたら、サプリメントって神様に似てるなとか思った。「祈らなかったらもっと悪いコトが起きたかもしれない。祈ったからこの程度で済んだのだ。ありがたや、ありがたや」。「あるある大辞典」見て勉強します。 (北村


器用な人がうらやましい。何年たっても上手くマニキュアを塗れない私は、時々ネイルサロンに行く。たかだか爪に色を塗るぐらいで金を払うのはバカらしいと思っていたが、そこはやはりプロの技。腕全体のマッサージから甘皮の手入れ、爪の研磨、ネイルアート(極細の筆で爪に模様を描くこと)まで、ド素人には想像もつかない技術を駆使して爪をぴかぴかに磨き上げてくれる。「値段が高い」「1週間から10日ぐらいしかもたない」ことを抜きにすれば、これほど素晴らしい気分転換と自己満足はない。と、いうわけで日頃から手頃な値段のネイルサロンを探していたら、すぐ近所に見つけた。しかもキャンペーン中で安かったので早速予約を入れた。そこはエステサロンも兼ねていて「ウェスト痩身コース」が気になったので、どういうことをやるのか聞いてみた。コースの内容は、オイルマッサージで腹周りの贅肉をもみほぐした後、バンデージでぐるぐるまきにされるらしい。その説明を聞きながら「ミイラ地獄」という文字がアタマに浮かんでしまった。キャンペーン期間は今月一杯。やるべきかやらざるべきか。志岐


先日家族旅行で初めてグアム島に上陸した。小4の息子には尾瀬の山奥に飛行機で行くと冗談で言ってあったのだが、愚息は成田でパスポートチェックをしてもまだ気が付かず、尾瀬なら車でいいじゃんとぶつぶつ文句を言っている。海外は初体験としても、これほど無知なヤツとは思わなんだ。搭乗ゲートのサインにカタカナで「グアム」と表示されたのを見て、やっと行き先を理解した次第。カタカナだけはなんとか読めるらしい。グアムはやはりグアムだったのでそれほど驚くことはなかったが、かつてマゼランがこの島にも上陸していたことを初めて知った。さらに驚いたことは、マゼランが島民とトラブルを起こして、最後は村中に火を放ってフィリピンに逃げたという話で、グアムではあまり尊敬されていないらしく、マゼランという偉人が急に俗人に思えた。他にも驚いたことがある。観光用の記念写真の早業だ。たとえば、水族館の入り口で写真を撮られたなと思っていると、一巡りして出てきたら、マグネット式のバッジになっていて、日本人は買うのが当然ということで押しつけられる。そこにも日本製のデジタルカメラとプリンタが活躍しているわけで、フィルムは確実に姿を消しつつあることを実感した。それにしても日本人は記念写真が好きだ…。と言いながらも、しっかりと買ってしまうのはなぜ?(越谷