■よりみち~編集後記

 

■更新予定日:毎週木曜日

更新日2002/07/04

新聞社のホームページで、「食べてもやせる」とうたっているダイエット食品が摘発を受けそうだと報じられた。文部科学省管轄の団体が調査を行ったそうで、「なぜ文部科学省? 厚生労働省じゃないの?」という疑問はさておき、分析の対象となった9商品のうち、実に7商品の成分表示がデタラメだったのだそうだ。商品を推薦する医師も、調査の結果、架空の人物だったと判明。雪印だのミスタードーナツだのと、日本には怪しい食品の化けの皮はがしが大ブームだが、実際、こと身体にかかわることだけに、食品の不正は許されてよいものではない。公正取引委員会が動くようだが、その程度では悪質企業の息の根は止まらないわけで、なんとかならんもんだろうか。乙女心をもてあそばれたお嬢さん方が、一致団結して各社に押しかけ、鉄拳制裁に出るっつーのはどうよ。 (北村


夏の飲み物と聞いて思い出すもの。我が家の冷蔵庫の定番、麦茶と豆乳は置いておくとして、普段あまり飲まない炭酸系の飲み物を飲みたくなる。カルピスを炭酸ミネラルウォーターで割ってみたり、「アイリッシュミスト」というリキュールをジンジャーエールで割って、ミントの葉をのせるのもうまい。先日、某有名コーヒー店で見つけた「ラズベリーレモネードの素」を、ボトルのかわいさも手伝って買ってしまった。レモネードそのものは好きだしこれもきっと大丈夫、と思って飲んでみたら……。夫いわく「ワタナベのージュースの素ですーもーういっぱーい」って感じらしい。くっそう、1200円もしたのに。久しぶりに大失敗の買い物。志岐


3ヶ月ほど前、自転車を衝動買いした。購入した店はごくありふれた町の自転車屋さんで、近所の人たちの修理の依頼を元気のいいおじさん(店主)がさばいている。「自転車はこういう店で買うのがいいんだ。なぜなら……」と、元サイクリストであった自慢話かたがた同行者に説明した。用事を終えた数時間後、その店に戻り、自転車をながめているうちに買ってしまったのだが、乗って帰るときの気分は久々味わう幸福感だった。以来、毎週末、自転車を乗り回しリフレッシュをしている。ストレス解消の一番は登山というタチなのだが、自転車の爽快感も格別である。速度もよろしい。人の移動にこれほど最適な乗り物はない。いまはもっぱら“ご近所再発見”の旅だが、二十数年前、達成できなかった日本一周を夢みるこのごろ。志は、中年よ荒野をめざせ! だ。自転車、みなさんもいかがですか?(