更新日2003/07/10

■先週末２回目となるＫ－１観戦に行ったが、今回のは一味違った。なにが違うってえ、お客さん、シートは前から８列目の思いっきりリングサイド、そりゃ迫力が違いますぜッ！　でもそんなことはまーったく、問題ではないのだ。今回違ったのは、本戦のトーナメントの間にあるスーパーファイトという、幕間劇のような試合。ここに登場したトルコのセルカン・イルマッツ選手のプレイスタイルたるやなんともまあ、度肝を抜かれた。アマチュア戦績150戦150勝という負けなしのイルマッツは、登場するやいなや華麗な飛び蹴りで相手を圧倒。攻撃された日本人選手も面食らっちゃって苦笑い。その後もまるでクラッシックバレエの舞台で舞っているかのようにクルクル回ったり跳ねたり、これが格闘技なのかと技を繰り出す度に、会場はやんややんやの大騒ぎ。本戦そっちのけで楽しませてもらった。イルマッツに中国雑技団からお声が掛かる日も近いな、こりゃ。（瀬尾）


■世の中、ダイエットブームである。コンビニからも炭酸系飲料が急に消え、痩身系健康茶が覚えきれないほどの種類が並んでいる。それだけ肥満に気をつけている人が増えたということだろう。と言っている私自身、開きなおるわけではないが、かなり太目に増殖中である。過日、10年近く会っていない友人と再会した際、同じ人間とは思えないとホンキで驚かれたほどだ。ところが、あまり鏡を見ないようにしているせいか（これがいけないらしい。毎日鏡の自分と対決すべし、だと…）、自分はさておき、人が太り始めていることは気になるのだ。最近、小５の愚息が太り始めている。いつの間にかお腹がポコリと出てきたではないか。確かに、メシの喰い方がすごい。３杯メシは当たり前、当然食後のデザートも欠かせない。ダイエットできない私がいくら言ったところで、説得力がないどころか、反対に説教されるのであまり言えない。困ったものだと思っていたら、ニュースでニューヨークの小学生は４人に１人が肥満児だと知らされた。幼稚園から小５まで3,000人を対象に調査したところ、太り過ぎ19％、肥満24％という結果だったというのだ。日本もNYに近づいていることは間違いない。毎年小学校の運動会で驚かされるのが、その肥満児の多さだ。それが年々増加していて必ず話題になる。今回のNYの調査でも、座りっぱなしの生活、ファストフード、ビデオゲームが原因として指摘されているが、確かに外で遊び回る子供をあまり見かけなくなった。仲間と遊ぶのもゲームを介していたり、人数が多い場合の遊びが少ないようだ。そろそろ子供の遊びもレトロブームが起こってもよさそうだ。その昔遊んだ缶蹴りやビー玉など復活しないだろうか。子供がもっと外で遊ぶ環境を考えないとNYはもうすぐそこまできている。…といくら太目が言っても、悲しいことに説得力が全然ないな…（K）