■日々の暮らしの中で、苛々したり、むかーッときたときに、思い出す爺さんがいる。オーストラリアのアルパカ牧場で働いていたときのオーナーのテッドだ。テッドは、決して怠け者ではない（と本人は思っている）のだけれど、10分も仕事をするとすぐに「そろそろお茶を飲まなければならない時間のようだが、お前さんはどう思うかのう？」 などと聞いてくる。これに同意しようものなら「この子がお茶を飲みたいと言っておるから、わしが入れてやらなきゃならんのじゃ」 とダシに使われて、大して働きもしないうちから休憩時間になる。そんなテッドの口癖（と言うより、奥さんに叱られたときに彼自身に言い聞かせるセリフ）は、”Never mind, Tommorrow is another day！”。そうそう、気にするこたぁー ないさ、明日は明日の風が吹く・・・だよね？　テッド。 （瀬尾）


■スターウォーズを先々行ロードショーで見た。発想力勝負のような仕事をしていると、ジョージルーカスはすごいなぁ、と素直に感心する。「どうしてあんな光景が思い浮かぶのか」というのはもちろん、「どうして自分がそういう発想ができないのか」というところで呆然。同じものが作れるはずがないけれども、いつか足元、いや、膝くらいまでは届くようなものを作りたいと思う。そのためには、もう一回見に行かなくては。いや、別にひげ面のユアン・マクレガーが好きだとか、そういう理由ではなく・・・。勉強です、あくまでも。多分。（西岡）


■普段は自然治癒力を信奉している私だが、しつこい風邪をひいて何年ぶりかで医者に行った。予想通り、大きな封筒に三種類もの薬がどさりと出される。またわけのわからない薬がいっぱいでやだな、と思いきや、薬剤師がそれぞれの薬の目的を説明してくれたうえに、それを記した表までくれる。こんなこと初めて！ と興奮気味で報告する私に、今はどこでもそうだよ、と冷静な家族。これも話に聞くインフォームドコンセントの一端なのだろうか。世の中移り変わっているんだなあとしきりに感心。たまに医者にかかってトクした気分です。げほ。（瀧本）