■よりみち~編集後記

 


■更新予定日:毎週木曜日

 

 

 

 

 


更新日2004/07/29


最近驚いたことシリーズ第1弾(つづくかどうかは不明だけど…)。テレビのCMで気になるおじいさんがいる。セゾンカードのCMで鉄棒をやっているおじいさんのことだ。このおじいさんが大車輪をいとも簡単にやり続けるのだ(大車輪CM)。最初見た時は実写ではなく合成だろうと思っていたが、合成にしてはやたら説得力があるので調べてみたところ、身長158cm、体重42kgの野末実さんという68歳のおじいさんで、毎日の日課で大車輪をやっていて、回転具合でその日の体調が分かるのだと言う。CM撮影では、足が曲がっていてベストな回り方でなかったのが残念だったと、言っているそうだ。地元でも有名人で、小学校では「スーパーじいちゃんに挑戦」という体育の授業があって、小学生と50mの徒競走をして、9秒1という記録で、「まだ1秒くらい短縮できそう」と話しているそうで、身体を鍛えれば年齢は関係ないということなのかもしれない。しかしながら、鉄棒にぶら下がるだけでも大変なオジには別世界の話だ。次の驚きニュースは、やはり福井県の「豪雨見舞に2億円の宝くじ当たり券」 だ。いろんな憶測も飛び交っているようで面白い。最近では珍しい美談ではないだろうか。1等2億円の宝くじに自分が当選したことを思い浮かべてみようと思っても、ちょっと想像が難しいのだが、たぶん狂喜乱舞、我が心ここにあらず状態だろう。そんな状態の人が冷静に2億円の当選券を被災者に見舞金として送ってしまったのだ。ひょっとしたら今になって後悔しているかもしれないし、もし換金していたら送らなかっただろうと言う人もいる。一切身元を明かしていないから、いろんな想像をしてしまうわけだ。結局、被害を受けた約14,500世帯に2万円ずつ均等に分配することに決まったらしいが、2億円をせっかく寄付してもらっても、各家庭で2万円だとすると、タタミ1枚分にしかならないわけで、ちょっと悲しくなるが、被災者にとっては、それよりも気持ちの方が何十倍も嬉しいことだろう。(K

 

 


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