■ここ築地に通うにようになって１ヶ月が過ぎました。会社の近くに築地市場があるためなのでしょうか、毎日観光客と思われる人たちとすれ違っていきます。そんななかで先日、信号を待っていると外国の方に道を尋ねられました。彼は片手に地図を持って、英語で行きたい場所を指差していたので行き方を教えてあげようと思うのですが、きれいなほど頭の中が真っ白になって言葉が出てこない……。何とか身振り手振りで頑張りましたが、彼にちゃんと伝わったかどうかは分かりません。昔どこかで習ったはずなのにと思うと悲しくなってきます。それにもし逆に自分が外国で道を訪ねた時に日本語で教えてもらえたら嬉しいだろうなと思ったりもしました。次に道を尋ねられた時にはちゃんと答えられるようにしときたい…。（米）


■以前ここで紹介した通勤電車から見えるヤギに会いに行こうと思い立ち、愛車（チャリ）をこぎ出した。ヤギオが日に日にでかくなっているような気がしたからだ。いつもの場所にいるだろうか？　ヤギオ。どきどきしながら毎日電車から見下ろしている景色の中を走る。しばらくしてヤギオを発見、近づいてみる。ついに初対面したヤギオ…ヤギオォッ!?　それはヤギオに間違いないのだが、ヤギオを近くで見たら――雌ヤギだった。ヤギ子じゃん、あんた。そんなこちらのショックをよそにヤギオ改めヤギ子は、ムシャムシャ、ムシャムシャ、一心不乱に草を食む。あんた、そんなんだから巨大化してくるんだよー!!　捨てゼリフを吐きつつその場を後にした。そりゃ別に雌ヤギでもいいと言えばいいんだけど…。すんません、しょーもないことばっかり書いて。毎日暑いもんで。（瀬尾）


■苦労なく痩せられるダイエット食品が売れに売れているらしい。あるものは「こんなものが？」という商品と思えたが､食事の前か後に飲むだけということで、瞬く間にＴＶＣＭまで流すようになってしまった。スゴイッ！　すごいのは､商品や売上げではなく､この国の荒みようだ。 ▼飽食の挙句、肥ったから今度は痩せたい、でも運動やカロリーコントロールみたいな苦労は嫌だ、というわけだ。なんかすごいことになってるなぁ､と思う。私たちの心のこと。　▼「絶対やせる方法ってないかしら？」とよく聞かれる。もちろん苦労なく、という条件は暗黙のうちについている。こんなデブに聞いてどうするんだ、と思うが、「何でも知ってそうだから」という。「必ず実行する｣というなら教えないでもない」と答えると､だれもが聞きたがる。　▼実に簡単なことで､しかし継続して実践するのは非常に難しい。もちろん習慣化してしまえばなんでもないが、そうなるまで意識的に続けることができるかどうかにかかっている。　▼それは「咀嚼｣すること。いつも頬ばっているよりやや少なめに口に入れる。このときゴハンとおかずを一緒に入れてはいけない。ご飯はご飯､おかずはおかず、その他の副食はそれだけを口に入れる。そして、最低50回は噛む。噛んで噛んで噛む。途中から唾液と一緒になって､米はおかゆのようになる。それでも50回は噛む。口の中には､これまで知らなかった食感になるが、かまわず噛む。そして、飲み込む。　▼まず７、８分もやっていると疲れてくるし、飽きてくる。それでも噛み続ける。何日も続けると、その食べ方があたりまえになる。こうなると苦ではなくなるが､そこまで持続する人は少ない。　▼確実にこれで痩せる。食べたいのを我慢したり､ジムへ通ったり、という苦労はない(別な苦労はあるが)。そのうえ、みごとに「健康」的だ。口の中で半分消化してしまうので胃の負担が少なく､唾液と完全に混交するので多少の菌は滅菌されている。腸に到達する時間も短く、かつ栄養の吸収率も高い、といいことづくめ。意志の力に自信のある方は試されよ。（kom）