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■10月27日投開票の衆議院選挙は、予想していた以上の自民党・公明党の与党の惨敗で、結局、過半数の233議席を大幅に下回る215議席(自民党は56議席減の191議席、公明党は8議席減の24議席)となり、前回から64議席落としたことになる。一方の野党は、立憲民主党は148議席(50議席増)、国民民主党が28議席(21議席増)、れいわ新選組が9議席(6議席増)、参政党が3議席(2議席増)、保守党が3議席(3議席増)で、新たに82議席増やしたことになる。維新の会は38議席で6議席減少し、共産党も8議席と2議席減らした結果となりました。維新の会はあれだけ兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題で失職したり、大阪万博の不評判にも拘わらず、大阪選挙区では全勝という結果で、なぜにこれほど大阪だけは強いのかとても不思議な現象です。また、今回の自民党の裏金問題や非公認とした候補者に2000万円を支給していた問題などをスクープした『赤旗』が共産党の機関紙にも拘わらず、評価されずに共産党が議席を落としていることにもとても違和感を覚えます。共産アレルギーもここまでくると、党名変更を真剣に競技する時期に来ている感じがします。
■今回の衆議院選挙の政党別総得票数の結果を前回の選挙と比較してみると、これだけ野党の躍進と言われているにも拘わらず、意外にも立憲民主党の得票数は微増であり、国民民主党とれいわ新選組の二つの政党が激増していることが判明しています。自民党と公明党の与党の減少分と維新の会の減少分がこの二つの政党に回ったことを示しており、立憲民主党が50議席増やしたのは自民党と公明党を嫌ったからに過ぎない結果だったようです。
■国会の過半数が維持できなかった自民党は、当然なりふり構わず、28議席を持ち「ゆ党」とも以前からウワサされていた国民民主党の玉木雄一郎党首に閣外協力を要請するのは見えていることで、キャスティングボートを握る国民民主党の今後の動きが野党の動きまでも左右しそうです。当然ながら、石破茂政権の寿命は短そうで、さらに公明党の石井啓一代表が埼玉14区で、また佐藤茂樹副代表も大阪3区で落選するという前代未聞の状況ですから、公明党自体の求心力が崩壊しそうで、今後は与党からの離脱も考えられそうです。(越)
 
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