■よりみち~編集後記

 


■更新予定日:毎週木曜日

更新日2002/11/07

月並みだが、齢45にして健康であることの大切さに気がついてしまった。人生はいろんな問題に直面するし、困難な時期というものもある。そこを乗り越えるのは友人や仲間たちの協力が大きいが、肝心要の自分自身が弱っていては乗り越えられるものも乗り越えられない。凡人が気力を充実させるのためには、まず歳相応の体力、健康 を獲得し維持させなくてはならないはず。そこで取り組んだのが、夜明けとともに起きる! いいこと尽くしです。出社までたっぷり時間があるから、散歩などする。いまはエスカレートして約10キロほど歩いてしまう。体力、筋力はアップするし脳も活発になる(たいした脳じゃないから意味はあまりない)。当然、夜は早く眠くなる。省エネになる。早寝早起きは21世紀の地球市民の義務だ(


先月、インド洋の島モルディブ共和国に行った。モルディブは基本的に燃えないゴミは持ち帰らなければならず、空港に着いたときにゴミ袋を一人一枚もらった。すべての観光地で実行するのは難しいかもしれないが、観光客が自分のゴミは持ち帰るっことって面倒だけど大事なことなのね、と思いつつ潰したペットボトルやら使用済みの乾電池を荷物に押し込んだ。そのとき、観光地に住む住人の苦労について、のらりのコラムで井上香さんが書いていたこと(第44回:駐車することさえ考えるな!)を思い出し、モルディブのゴミ問題が急に身近なことのように感じられた。といいつつも、私は水上バンガローのテラスに干していた水着を取り込もうとして海に落としたんだけど。慌てて水の中に飛び込んで探したのだが、潮の流れが速く、夜中で暗かったのですぐに見失ってしまった。ゴミを持ち帰ろう!と言いつつも海にゴミを流す私。反省してます。(志岐


「ミシシッピアカミミガメ」と聞いて、どんな亀かわかる人はそう多くなさそうだけれど、これ、平たく言うと「ミドリガメ」。祭りの縁日なんかで売っているのを見たことがあるでしょう? これが最近、捨てられて「落し物」として警察に届けられたり、動物園に持ち込まれたりして、大量の亀が路頭に迷いう事態になっているらしい。理由は、買ったときにはあんなにちっこかった亀が、15年も経つと最大30センチにまで育ってしまうから。祭りに浮かれて買ったはいいけど、あとで「処分」に困るっていうお客さんの無責任さもさることながら、買い手の無知につけ込んで売りさばく業者の取り締まりも必要かと思うのですが、なんとかならんもんでしょうか。爬虫類ペットの飼育問題はここ数年取り沙汰されることが多くなり、密輸入、肉食種の遺棄など犯罪や危険に絡む問題もあります。ここらでバシッと解決方法を打ち出してほしいものです。たとえば輸入・販売業者を登録制にする、販売時に必ず飼育方法の指導書をつけるなどの取締り強化とか、製品の取扱説明書ならぬ、亀の生態解説書をつける、不動産の賃貸契約みたいに説明義務を課すとかどうですか。買い手のほうも、購入者の登録、購入時の誓約書提出なんかでけん制するとかね。亀さん自身に罪はないもんなあ。(北村