■よりみち~編集後記

 


■更新予定日:毎週木曜日

 

 

 

 

 


更新日2004/12/09


400万通のメールが1日に届いたらどうなるだろうか? どうなるだろうかと考える前に通常の場合だとサーバーが許容量オーバーでダウンしているはずだ。毎日誰が送ってくるのか、確実に届けられる数十本のSPAMメールやウィルスメールにうんざりしている私だから、たぶんSPAMが1日500通を越えたらサーバーの許容量よりも先に理性の許容量がオーバーして、メールチェックを放棄するかもしれない。この400万通のメールというのはマイクロソフトの創始者、ビル・ゲイツに届く1日のメールの数とのこと。それもほとんどがSPAMというから、世界で最もSPAMに悩まされている人であることも確かなようだ。最近はOS開発にも行き詰まっているようで資金が余ってしまっているマイクロソフトのようだから、資金力に物言わせてなんとか早いところSPAM完全撃退システムを開発して欲しいものである。まあ、一番それを望んでいるのもゲイツさんなのだろう。400万通のメールの容量は想像がつかないが、どうも20GBぐらいになるらしい。20GBのHDが1日で一杯になるわけで、数年前のパソコンなら1日で満杯状態だ。たぶんビル・ゲイツ氏のメール専用のサーバールームがマイクロソフトの本社にあって、彼のメール専属社員もいないと処理しきれないはずだ。でも、そのメールのほとんどがSPAMだと想像するとちょっと悲しいようなおかしいような複雑な気分になる。SPAM規制法をそろそろ世界規模で登場させる必要があるのではないだろうか? インターネットの魅力は政府系の規制がしにくいところだったわけで、なんでもありだからこれだけ進化もして急速に情報メディアとして定着したわけだが、ポルノにしても、音楽などの文化的な著作権にしても、これだけネット文化が世界中に浸透してしまったからには、そろそろルールづくりが必要な時期にきているように思える。なにせIBMのパソコン製造部門そのものが中国の企業に買収されるという時代になったわけで、ついに大中国までが動き出し、今度はさらに進化して、パソコンの時代からより身近な家電ネット社会へと移行しようとしているわけだから、今のうちに世界規模で迷惑メールやインモラルなサイトの規制など、ネット上での反社会的な行為に対しての厳格な規制法や罰則法を考えなければならないように思える。以前からサイバーテロが話題に上るわけだが、ネット上での大規模な破壊行為は9.11以上のインパクトを与えかねないわけで、もっと真剣にこのサイバーテロの問題に取り組むべき時がきているように思える。(

 

 

 

 


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