■よりみち~編集後記

 


■更新予定日:毎週木曜日

 

 

 

 

 


更新日2008/01/17


2008年の初更新です。本年もよろしくお願いいたします。新年早々日本の株式の暴落、上がり続ける原油、さっぱり上向かない景気、問題ばかりの年金、終わりが見えない官僚政治、などなど、おだやかな正月とは対照的にかなり厳しい年になりそうな予感がしますが、インドの宗教であるヒンドゥ教的に考えると、世界は創造と破壊の輪廻であり、新しく生まれ変わるには古いものを壊わすのが必然ということで、今年はその狭間の年であってほしいものだ。そろそろ明治時代からの伝統的な官僚主義から脱却して、金権政治から足を洗い、政治家が地球環境を本気で「どけんがせんといけん」と知恵を絞らなければいけない時代にきているわけで、このままでは、今年の「洞爺湖サミット」で環境問題への取り組みに本気が見えない日本は大恥をかくことになるのかもしれない。環境問題の先進国であったはずの日本は、ウサギとカメの話のように、アメリカの相手をしているうちに、いつのまにか取り残されてしまった感がある。日本の売りは技術しかないわけだから、このエコロジー技術で先端を走るしか国際的に生き残る道はないわけで、国家予算をつぎ込んでこの道を推進していくしかないと思うのだが、C型肝炎問題やら年金の事務処理問題やら、官僚腐敗の遺産処理に追われている今の状態では先が思いやられるというものだ。「あんたら、ええかげんにせんかい!」と怒りたくなるのを抑えて、クールに石油節約の方法でも考える方がよいのかもしれない…。(

 

 

 

 


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