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■よりみち~編集後記

 

更新日2017/10/05



今回の衆院選はどんでん返しの連続のようだ。希望の党が小池さんがリセットして立ち上げたかと思えば、民進党の前原党首が突然公認候補を立てずに衆議院議員全員が離党して希望の党に合流すると宣言し、当初は自分は参議院の民進党のためにも民進党と留まり、選挙は無所属で出馬を表明、希望の党と民進党が合体した強力な野党第一党ができるかに思えたが、緑のタヌキさんは、民進党から離党する誰でも希望の党から公認を出すつもりはサラサラないと言い出し、選別して希望の党の公約に賛成できない人は排除すると、結局は民進党リベラル派は最初から締め出すことを表明した。前原氏は全員公認の方向で小池氏と調整中でしばらく待って欲しいと、時間延ばしを繰り返し、結局は安保法制に賛同することを合流の条件にしてしまい、リベラル派は完全に締め出しを食らわされ、全員離党して希望の党へ移籍することを信じていたリベラル派はやっと騙し討ちに遭ったことに気づき、時間がないなかで、枝野氏がなんとか「立憲民主党」の立党に持ち込み、無所属での出馬を回避したのだが、希望の党の第一次公認候補が出された際に、前原氏は「すべて想定内で、自分の判断は正しかった」と、まるで何事もなかったような無責任きまわりない発言をしている。これは明らかに民進党のリベラル派を潰すための芝居をやっていたことを白状したも同然のことで、交渉中で時間が必要だと言っていたのは、リベラル派の分党や立党の時間切れを狙った狡猾な戦略だったとしか思えない。実際に、枝野氏が分党や立党を思いとどまるよう関係者に働きかけていたことも公にされており、小池氏と民進党離党組が前原氏と結託して、リベラル派をこの選挙から掃討するための絵図を描いていたことは明らかだ。

野党共闘により安部ポチ政権を国政から引きずり下ろすことだけを願っていた国民は、明らかに自民党の補完勢力となる第二自民党的な希望の党の本性を見せつけられ、今回安部ポチさんを排除できても、喜んでいられないことに気づき始めた。過去に核保有や国防軍の法制化などの過激な発言している日本会議のボス的存在の緑のタヌキが、憲法改正などでは自民と共闘して強硬的な国政を援護する可能性が十分でてきたわけで、なんとしてでもリベラルな政党がまとまってそれを阻止する態勢を固めなければ大変なことになりそうだ。以前から、民進党が解党してリベラル派がまとまればいいと思っている人が多かったわけで、今回の大騒動がその起爆剤になったことは皮肉なことだが、これで初めて生まれた頃の民主党の本来の姿になったわけで、邪魔されずに思い切り闘った欲しいものである。欲を言えば、共産党も解党してリベラルな新生党に生まれ変わって、立憲民主党とタッグを組んで闘ってもらえるとベストなのだが、まだまだ共産党という名称にはこだわりがあるのだろう。せめて時代にマッチした名称に変更しませんかね。また、希望の党の党首である小池都知事が東京都で立党した「都民ファーストの会」から2名が離党を表明しており、小池さんの独裁的な院政批判が表明化しており、希望の党の運営方針にも陰りがすでに見え始めていて、選挙前から希望の明るいイメージがすでにどんよりとした空気が漂い始めている。この動きがどれだけ大きくなるかが選挙にも大きく影響しそうだ。とにかく政治の世界は「一瞬先は闇」ということを体感させてくれる珍現象連発の選挙になりそうだ
。判官贔屓でもなんでもいいが、頑張れ! 立憲民進党!と言いたい。(越)

 

 

 


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