■現代語訳『風姿花伝』
  ~世阿弥の『風姿花伝』を表現哲学詩人谷口江里也が現代語に翻訳

 
更新日2010/01/28



現代語訳『風姿花伝』

谷口 江里也


第二回: 風姿花伝 その一

年齢に応じた稽古のありよう
七歳

 この芸においては、おおよそ七歳を始めとすること。この頃に能の稽古をすれば、必ず、その者が自然に行うことに、その者の身体にあった良さが表れるはずであり、舞や働きをするあいだ、音曲とのかねあいなど、怒りたくなるようなこともあり、つい口にも出してしまいそうになったとしても、そのまま、その者の心の赴くままに演じさせたほうがよい。(本文テキストへつづく・・・)



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 著者プロフィール
 谷口 江里也 (たにぐち・えりや)

 詩人、ヴィジョンアーキテクト。言葉、視覚芸術、建築、音楽の、四つ の表現空間を舞台に、多彩で複合的なクリエイティヴ・表現活動を自在 に繰り広げる現代のルネサンスマン。著書として『アトランティス・ ロック大陸』『鏡の向こうのつづれ織り』『空間構想事始』『ドレの神 曲』など。スペースワークスとして『東京銀座資生堂ビル』『LA ZONA Kawakasi Plaza』『レストランikra』などがある。
Elia's Web Site [E.C.S]


■連載完了コラム

岩の記憶、風の夢~my United Stars of Atlantis [全57回]
もう一つの世界との対話~谷口江里也と海藤春樹のイメージトリップ [全24回]
鏡の向こうのつづれ織り~谷口江里也のとっておきのクリエイティヴ時空 [全24回]

随想『奥の細道』という試み ~谷口江里也が芭蕉を表現哲学詩人の心で読み解くクリエイティヴ・トリップ [全48回]