現代語訳『風姿花伝』
谷口 江里也
第二回:
風姿花伝 その一
年齢に応じた稽古のありよう
七歳
この芸においては、おおよそ七歳を始めとすること。この頃に能の稽古をすれば、必ず、その者が自然に行うことに、その者の身体にあった良さが表れるはずであり、舞や働きをするあいだ、音曲とのかねあいなど、怒りたくなるようなこともあり、つい口にも出してしまいそうになったとしても、そのまま、その者の心の赴くままに演じさせたほうがよい。(本文テキストへつづく・・・)
|
※下図の画像をクリックするとPDFファイルで表示※