■よりみち~編集後記

 

■更新予定日:毎週木曜日

更新日2002/05/30

引っ越してはや2ヶ月。いまの部屋の風呂は、追い炊き機能がついていないので、 どうしてもシャワー中心の風呂生活になってしまう。風呂好きとしては、ついつい近所のスーパー銭湯(この呼び方、いい加減恥ずかしいのでどうにかしたいんだけど)へ通ってしまうんだが、先日はとうとう美顔エステコーナーに足を踏み入れてしまった。パックとマッサージなどの40分コースを満喫して肌をツルピカにしてもらう。それはそれで大満足なんだけど、ほかにもアカすりエステや中国式足裏マッサージ、整体、床屋まであって、当然だけどすべて有料。ついつい財布の紐がゆるくなってしまうこの誘惑。おかげで、トム・ウェイツの新譜(二枚組)がまだ買えない。他にも買いたいアルバムはいっぱいあるのに。恐るべし、銭湯。(志岐
 

あまり実感がわかないが、今週末にワールドカップが始まる。韓国へ行ったのは1984年。フェリーで下関→釜山、後はバス移動で釜山→慶州→ソウル、2週間の学生貧乏旅行。パルパル(88)オリンピック前で工事現場にいるようだった。まだ英語表記もほとんどなく、あの手旗信号のようなハングル文字に悩まされた(ハングル酔いともいうらしい)。日本から同行した友人二人とは別行動をしたり、次の地点で待ち合わせたりと。一人の文学部女子は、坊主に連れられて済州島へ。漢文による筆談で暑い夜を過ごしたらしい。もう一人の女子は知り合った韓国人学生の家に招待されたが、お父さんに泣かされて戻ってきた。あげく路上で軍人に職務質問を受け、パンツまで調べられた。ボクは禁止のジャパニーズポップスがかかるディスコ(死語)にいた地元の女の子と踊ったら、からまれた。(佐藤D)

「フレンドシップ号」を拾って、気のむくまますーいすいッとサイクリング。最近の週末の定番である。私の最寄り駅G駅は、放置自転車数全国第2位(って1位はどこだ?)の置き去りチャリのパラダイス。この放置チャリの処分作業に業を煮やした行政が、NPOや企業と連携して始めたのが「コミュニティサイクル・フレンドシップ号」だ。市から無料で譲り受けた放置自転車をNPOが整備、企業は諸費用を負担する代わりに広告を自転車に掲載するというシステム。市民は、フレンドシップ号を必要なときに拾って、乗り捨てることができる。阪神・淡路大震災のときも、NPOが提供したコミュニティサイクルは市民の足となって大活躍したけど、やっぱりチャリはいい。もちろん体にも環境にもいいけど、なんと言っても気持ちいい。晴れた午後につかの間の相棒と風を切って江戸川あたりに繰り出せば、気分も晴れるってなもんですよ。(瀬尾