ダンス・ウィズ・キッズ~親として育つために私が考えたこと


■よりみち~編集後記

■更新予定日:毎週木曜日

更新日2002/06/13

ワールドカップ日本戦前の景気付けにと、映画「少林サッカー」を観に行った。漫画「キャプテン翼」にヒントを得たというだけあって、現実離れした必殺技のオンパレード、濃~いキャラクター設定なんかは期待通り。加えて吉本新喜劇ばりのベタベタな笑いで、観客が沸くこともしばしば。でも一番印象的だったのは、夢の実現に向かって、何度も何度も挫折し、その度に何度も何度も立ち上がって、決してあきらめない主人公シンの姿勢。アツくなりたい方、おバカ気分に浸りたい方、「アチョーッ」と叫びたい方におすすめでやんす。香港パワー全開のぶっちぎりお馬鹿ムービーに観客は抱腹絶倒。「しかし、お馬鹿だね~」と言いつつ映画館を後にするも、気分はかなり「アチョー」モードに。(瀬尾


6月10日は暦の上では入梅である。あのジメジメといやな季節がまた巡ってきた。雨は続くは、肌寒いかと思うと雨よけにコートを羽織るとその下は汗まみれとなる。カビが生える、食中毒が増える、エアコンをつけると寒いし止めると湿気でべたついてくる。持病の再発のように悩ましい。エジプトのナイル川源流にあたるエチオピアの高原では、6月から9月まで雨季で、毎日のように雨が降り続くという。TV映像で見ると、雨というよりスコールのごとき激しい大粒のものがドシャドシャと一日中降り続いている。これが川に集まり、沿岸の土砂を削り取りながら茶色い濁流となって、ときには壮大な泥の滝となりつつ、約1ヶ月かかって下って行き、エジプト文明を豊かならしめたナイル川の氾濫を起こすことになるわけだ。その自然の恵みのスケールは、体験してみたい気にさせるし、ちょっとわくわくさせられる。それに比べてこの国の雨季ときた日にゃ。ところで、梅雨といえば京都の鱧だな。夕景の加茂川べりで梅肉に付けて食する鱧の洗いたるやなんとも。まぁ、悪いことばかりでもないんだけどね。(Kom