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ADSLによるささやかなブロードバンド時代が訪れた我が家にとって、もはやなくてはならないウェブサイトの1つが Launch.comサマ。メジャー系の洋楽がデータベース化されていて、自分の聞きたいジャンル、アーティストを設定してしまえば、お気に入りの音楽が次々にかかりっぱなしになるというサイト。同じジャンルやテイストの楽曲を開拓したいときは、そういうモードを選ぶのもあり。アーティストや楽曲名をもとにお目当ての一曲を探すこともできるし、ビデオクリップ垂れ流しもあり、オーディオオンリーもあり。くー。オーディオセット一式を海外で買い揃えてしまったゆえにこのサイトとブロードバンドのありがたみがわかるという(我が家のアンプは周波数の違いで日本のラジオ放送が受信できないのだ)。昨今、メジャーなJ-POPのビデオクリップを初めから終わりまで全部、しかも心ゆくまで観たことがある人は少ないはずだ。コスト高のテレビで収益性の低いコンテンツ配信をするのはツライ。それをネットが見事に補完して、しかもネットの特性をフルに活かしているという好事例。ネットでの音楽配信のために楽曲権だの演奏権だのが早々に整備されたアメリカやヨーロッパがうらやましい。。そして、ここにも利権をめぐるシステムの老害発見だ。おら、がんばれ日本。(安蒜)

朝渋滞の国道をバスで、乗車率200%くらいありそうな地下鉄に乗って会社に向かっていると、どこからともなくわき出てくる仙人願望。すべての生産的行為へ背を向けて、誰とも会わず、話さず、ぼんやり、のんびりと暮らしたい、というふうなことを考えてしまうと、ふと「ひきこもり」という言葉が人ごとではなくなってくる。 しかし、そうなったらなったで一週間くらいで飽きることは間違いない。一週間ぶりに人と話すと妙にハイになったり、逆に何を話して良いかわからなくてギクシャクしてしまうこともあるし。 「疲れている」と「忙しい」を口にすることに嫌気がさして、極力使わないようにしていた時期もあったが、最近は疲れた時は「疲れた」と言い、適度に気分転換したり、のんびり休むようになった。 仕事の合間の休む(遊ぶ)コツを段々つかんでくるにしたがって、いつのまにか仕事よりもそっちのほうで食えるようになればオイシイぞ、となんだか「釣りバカ日誌」の浜ちゃん的発想になってきた。あの映画を一番好きなのは宮仕えのサラリーマンだろうな、としんみり思う5月の連休明け。 (志岐)


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