■現代語訳『風姿花伝』 ~世阿弥の『風姿花伝』を表現哲学詩人谷口江里也が現代語に翻訳
谷口 江里也
この年頃になると、早くも、声が次第に調子に合うようになり、能に対する心構えもできてくるので、いろんな曲を、順序だてて教えると良い。なんといってもこの頃は、姿かたちそのものが童形とうぎょうであるので、何をしても幽玄になる。声も美しく響き渡り、この二つの条件にたすけられれば、悪い所は隠れ良い所はますます花やぐ。(本文テキストへつづく・・・)
※下図の画像をクリックするとPDFファイルで表示※
第四回