Elizabeth
Saveri*
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先週(1/4)と同じ作品ですが違う部分を紹介します。運転の移動がこの作品の軸にはなっていますが、その間に飲んだもの、食べたもの、目にしたもの、立ち寄った所などが細かく挿入されています。
特に飲み物に関しては、絵だけでなく、本物の水のボトルやスターバックスの紙コップも絵と一緒に並んでいて、各々ラベルなどに絵が描かれているのです。運転中の身近なものとしてだけでなく、こういうオブジェを入れることにより絵画も物であること、形のあるものであることを強調したいそうです。
Elizabeth
Saveri *
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確かに絵画とは平面と思いがちですが、彼女の作品はそう思うには片手でつまめるほど小さいし、それでいて厚みのある木で、まるで積み木のよう。
また、連続シーンの絵を見て時間の経過を感じるように、コップやボトルは彼女が消費した水やコーヒーの量を感じさせ、その時間も想起させているのです。
*Details
from Chronicle of Daily Wanderings, An Ongoing Project,
and #3, 2003
Courtesy of White Columns and Susanne Vielmetter Los
Angeles Projects
Photo: Aya Harazono
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