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しくぽっかり空いた日曜日の午後。たまには週末らしく……ということで、デジカメを片手に皇居一周散歩というのをやってみた。半蔵門から始めて時計回りにぶらぶら一周。そしたらこれがなかなか楽しいぢゃないですか。千鳥ケ淵の公園では、桜の樹がぷっくりした芽をつけていて本格的な春に向けてやる気満々。大手門あたりは柳が風に揺れたりしていてなかなかの趣。平川門界隈では、「えさをやるな」の立て札は効果がないようで、お堀を覗き込んでいるとカモとコイが先を争って集まってくるんですな。桜田門で、「桜田門をなめるんじゃねぇ」と思わずつぶやくと傍らでヨメが凍りついたので、昔はここに警視庁があって、ドーベルマン刑事という立派な人がいたことを説明。そんなこんなであっという間の2時間コース。桜が咲いたら逆回りをやってみよう。(安蒜)

夜、レイトショーで『アメリ』を観た。やたら目のデカイ女の子のポスターをこわいなぁーと思いつつ、予告編で流れるあのもの悲しいBGMと画面の色のきれいさに興味を持っていた。この映画を観ていると、画面の中に「赤色」がやたらとでてくるが、それはリンチの赤ともグリーナウェーの赤とも全然違う。どぎつくなくてノスタルジックな赤。主人公の女の子が着ていた赤いスカート、アパートの赤い壁紙、赤いシーツ、普通だったら悪趣味で華美なイメージになりそうだが、なぜかかわいらしい。私も木造の生活感あふれるアパートではなく、モンマルトルの古いアパルトマンに住みたい。(←すぐ影響されるヤツ 志岐)

「あぶないよ スピード出し過ぎ 気のゆるみ」「心しろ シートベルトは 命綱」などの交通標語が道路に延々と並んでいるのは日本だけなのだろうか?(外観を損なうし、ドライバーが気をとられるのでかえって危ないのでは、と思うのだが……) もし海外でも同じような立て看板や垂れ幕があるのであれば、新潟・佐渡で見かけた「スピード違反1万円 佐渡わかめ500円」 を超えるインパクトを持つモノがあるかどうか、「Have a Nice Trip!」を連載中の安田さんあたりにぜひご報告をお願いしたいものだ。(野田)


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