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回は当ウェブサイトのスポンサーであるハルアンドアークの新刊情報です。タイトルは「ザ・ファースト ネット センチュリー〜インターネット創世者たちの肖像」。米国の教育テレビPBSで1998年に放映されたドキュメンタリー番組の取材ノートがベースになっている翻訳書です。20世紀後半に起こったハイテクノロジーを土台にした情報革命のドラマの数々を、そこに関与した人間たちにスポットを当てながら活写しています。原題は「NERDS 2.0.1」という日本では「オタク」と訳されがちなタイトルですが、登場する人々は誰もが活き活きとして魅力に溢れています。インターネットの最初の40年史は技術のドラマではなく人間のドラマ。ぜひ多くのみなさんに読んでもらいたい1冊デス。(安蒜)

レビで通信販売番組を見ていたら、2体の人形がイチオシ商品として紹介されていた。 80センチくらいの大きさで双子の兄妹という設定なのだが(もちろん名前もついている)、 愛用者のコメントを流すシーンで出てきたのが一人のおばあさん。 2体の人形を抱きながら名前を呼びかけ、「本当の孫みたいでかわいいねぇ」と顔をほころばせる。 最初は「なんだこりゃ?」と笑って見ていたが、だんだんせつなくなってきた。 一人家の中で人形に話しかける老人(家族がいるかもしれないが、いたら余計に悲しい)。 その設定って、CMでオープンにされるほどポピュラーなものなんだろうか。普通に子供が人形と遊んでいる場面だけを(その用途もテレビでは放送されている)流せばよかったんじゃなかろうか。 こういう使い方もできますよ、と勧めるにはあまりに無理がある商品だった。 子供の遊び相手としてもっぱら売れますように、と願いつつテレビのスイッチを切る。 (志岐)


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