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■現代語訳『風姿花伝』
  ~世阿弥の『風姿花伝』を表現哲学詩人谷口江里也が現代語に翻訳
更新日2010/11/04



現代語訳『風姿花伝』

谷口 江里也


第三十回
風姿花伝その四
神儀ということについて 
申楽の始り その四

一、平安京の村上天皇の時代、天皇が、その昔に聖徳太子こと上宮太子がお書きになった申楽延年(さるがくえんねん)に記されていることをご覧になったところ、まず、神代の時代のことからお釈迦さまの佛在所の始まりの下り、中国の古くからあった国々である、月氏(げっし)、震旦(しんたん)、日域(じちいき)などに伝わる狂言綺語(きょうげんきご)、すなわち巧みな言葉や技によるつくりごとの芸を、讃仏轉法輪(さんぶつてんぽうりん)、すなわち仏さまの教えがどのようにしてもたらされたかを知り、またそれを伝え広めることを大切にしつつ…(本文テキストへつづく・・・)


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谷口 江里也
(たにぐち・えりや)
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詩人、ヴィジョンアーキテクト。言葉、視覚芸術、建築、音楽の、四つ の表現空間を舞台に、多彩で複合的なクリエイティヴ・表現活動を自在 に繰り広げる現代のルネサンスマン。著書として『アトランティス・ ロック大陸』『鏡の向こうのつづれ織り』『空間構想事始』『ドレの神 曲』など。スペースワークスとして『東京銀座資生堂ビル』『LA ZONA Kawakasi Plaza』『レストランikra』などがある。
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■連載完了コラム
岩の記憶、風の夢~my United Stars of Atlantis [全57回]

もう一つの世界との対話~谷口江里也と海藤春樹のイメージトリップ [全24回]

鏡の向こうのつづれ織り~谷口江里也のとっておきのクリエイティヴ時空 [全24回]


随想『奥の細道』という試み ~谷口江里也が芭蕉を表現哲学詩人の心で読み解くクリエイティヴ・トリップ [全48回]


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