第4回:カリフォルニア温泉ぶらり旅
更新日2002/09/12
温泉にマッサージなんて天国天国。ゲココココー。おいしいワインとお食事で体をねぎらってあげるのも素敵だけど、運動やマッサージで体を使ってほぐしてあげるほど贅沢なことはないんでねいかー。私のように運動不足で何かとバランスの悪い人は、スタミナが出ない時はマッサージを受けるのがオススメだじょ。サイコーッす。
カリフォルニアはワイナリーで有名なナパ・バレーにある温泉地、カリストガ。お店やレストランが並ぶかわいいメインストリートが1本だけ。そこにもいくつかスパがあるし、奥の通りにも何件もある。サンフランシスコから車で2~3時間だから、きっと「週末温泉行ってこよっ!」と行ける範囲なんでしょう。家族連れも多いし、お年寄りも多いけど、レストランなどでよく見かけるのは断然女性客。30代の女性2人組や熟年おばさんグループ。日本の温泉もそんなだったかな。カリストガではおじさんグループは見当たらなかった。でもワイナリーではじっくりテイスティングをして舌鼓を打っている「おらが葡萄酒くらぶ」って感じのおじいさん4人組がカリフォルニアの青空と太陽のもと、和やかに味わっていて絵になってました。「これはイケますぞ、爺さん」「いやいや、こちらもイケますぞ、爺さん」ってな具合でしょか。
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カッパ瞑想にてヒッピー
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こちらの温泉ですから、男女混浴、水着着用で入る浴槽はプールサイズ。お風呂に近いサイズで、温度が高めのジャグジーもあるけれど、体洗ったりするスペースはないから、それは残念ながら狭いシャワーで。ちなみに、西海岸なら探せばヒッピー御用達の全裸温泉もいくつかあるそうです。
そして試すべきは泥風呂のコース、45ドル也。これは男女別でスッポンポン。泥にハーブ等が混ぜてある繊維質の非常に高い「お馬さんの落とし物かっ?」て感じの、暖かい泥に身を沈めるのは至難の技。自分でズブズブと足、腰、上体を押し入れないとダメ。今まで経験のない、宙に浮いているような、泥沼に沈んでいるような、変な感覚。泥が腕や脚や指の間に入ってきて、しばらくすると、泥の隙間に熱めのお湯が湧いてきて、あっちっち。おでこに乗せてくれる冷たいタオルがうれしかったよ。15分程泥に漬かった後、シャワーで泥を洗い流して、つぎはミネラル・ジャグジー。これは温度も泡も穏やかで、メディテーション・タイムでグー。最近カッパが試している瞑想モードに入り、意識を胸のあたりから全身へ、更にもっと広げて行きながら何か見えないかなー。「おーっ、ゲココッ。出てきた、出てきた! まず、白いハトでしょ、湧き出る泉でしょ、羊でしょ、アーッッ、また白い! おまけに白いウサギのピョン子ちゃん。」名付けて『白のシリーズ』。オイオイ瞑想カッパ、正気かい?!
と、穏やかなのかなんだかわからないカッパの瞑想タイムが終わると、首だけ出して腰掛けるユーカリのスチーム・サウナ。最後は布でラップされたまま横にされてしばし放置。これで泥風呂コース終了! もうぐったり昼寝するしかないでしょう。
オプションで好きにマッサージやフェイシャルなどエステも組み合わせられますのよ 。わたくし、マッサージとフェイシャルをつけましたの。担当はスキンヘッドでピアスした、ソフトな雰囲気の男性レオンさん。いろいろ喋りかけずにモクモクと背中と腕をいい香りのオイルでマッサージ。顔もハーブのパックをしてからマッサージ。アロマテラピーって流行ったけど、香りからくるリラックスも大切なんだね。
やみつきになっちゃう!! まるで体からアクが出たみたい。ほど良い脱力感と解放感。毎日やりたいよ。次はニューヨークで韓国垢すりでも探すか!
→ 第5回:カッパ夏休みボケ克服の巻