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■新・汽車旅日記
 〜平成ニッポン、いい日々旅立ち
 
第317
回「天の川駅の向こう −江差線2−」
分水嶺を越えても線路はアップダウンを続けていた。私たちの旅は都合よく、閑散とした車中では、それぞれが別の席で一人旅気分を楽しみ、混んだ車内では二人掛けで他人との相席を免れる。今はそれぞれ一人旅を楽しんでいた。湯ノ岱駅で停車中にM氏がやってきて、ここでタブレット交換だと教えてくれた。窓から顔を出すと、ちょうど駅員が運転士に輪を手渡すところだった。テレビのローカル線番組では珍しい場面だいうけれど、タブレット方式は意外と残っている。いや違う、私が珍しいローカル線ばかり訪ね歩いているから見る機会が多いのだろう。
【マイコミジャーナル ライフ>> 「鉄道」(ニュース担当)
『もっと知ればさらに面白い鉄道雑学256』

杉山 淳一

2010/02/04掲載
 
■店主の分け前
 〜バーマンの心にうつりゆくよしなしごと
 
第158回「私の蘇格蘭紀行(19)」
ようやく、ブリテン島の北の果て、Duncansby Headに着き、切っ尖に登った。 まさに断崖絶壁だった。海面から60〜70メートルはあろうかという巨大な崖の岬。広がる海。さすがに、そのスケールに圧倒される。カモメは海面から崖の上をゆっくりと上り下りしている。ここに住んでいるようだ。下の海面をのぞき見ると、足がすくんでしまい本当にこわいのだ。打ち付けられる波に、ふいに呑み込まれそうな錯覚に陥る。私はここで、小学4年生の息子の、小学校の校歌を歌った。大きな声で三番まで歌った。ある種の感慨があった。今まで後ろを見てばかりいながら生きてきた負い目を持っていた。今日は、それをしていると岬まで到着しないので、それができなかった。そして、そこに着いたとき、シンプルな歌が口をついて出てきたのだ。

金井 和宏

2010/02/04掲載
■フロンティア時代のアンチヒーローたち 
 〜西部アウトロー列伝 Part2
 
第13
回「怪盗"PO8" その13 〜ブラック・バート 逮捕劇〜」 
ブラック・バートは、相当な重量のあるアマルガムと金の合金の延べ棒を背負って逃げた。おまけに手に受けた傷からの出血が止まらず、いわば手負いの逃走だった。ここでもバートが調書で言っているように、彼は300〜400メートルと走ることができなかった。ここでもまた、ドジなマックとジミーは判断を誤った。そのままバートを追跡していれば、いとも簡単に逮捕できたのだ。バート自身が後で言っているように、彼はほとんど走ることができず、あえぎあえぎ歩くのがやっとの状態だった。腐って中が空洞になった木にアマルガムと金のインゴットを隠し、見せかけだけの猟銃も食料も身の回りのものはすべて捨て、金貨だけをポケットに瀕死の逃走に入ったのだ。

佐野 草介

2010/02/04掲載

■亜米利加よもやま通信
 〜コロラドロッキーの山裾の町から
 
第145回「何でも世界一の国、アメリカ」
ギネスブックに載るような記録は、日本とインドがツバ競り合いをしていますが、統計上の世界一はまだまだアメリカがトップです。衰えたとはいえ、GNPも一番なら、軍事費も一番、一人当たりのエネルギー消費量も群を抜いて一番、ウルトラデブの比率もダントツでトップ、自動車の保有量、国民の銃火器の普及率(所有量)、それに伴う殺人も圧倒的に世界一と、数え上げればきりがありません。さらにもう一つ、アメリカが他の国々を引き離して一番の地位を守っているのは、幼児虐待による死亡率です。しかも、どんどん数値を伸ばし、他の追従を許さないほどです。2001年から2007年までに10,440人の子供が家庭内の虐待で死んでいます。2001年からの7年間で倍になっているのです。

Grace Joy(グレース・ジョイ)

2010/02/04掲載
■現代語訳『風姿花伝』
  〜世阿弥の『風姿花伝』を表現哲学詩人谷口江里也が  現代語に翻訳
  
第3
回「風姿花伝その一
年齢に応じた稽古のありよう 十二、三歳より」

この年頃になると、早くも、声が次第に調子に合うようになり、能に対する心構えもできてくるので、いろんな曲を、順序だてて教えると良い。なんといってもこの頃は、姿かたちそのものが童形とうぎょうであるので、何をしても幽玄になる。声も美しく響き渡り、この二つの条件にたすけられれば、悪い所は隠れ良い所はますます花やぐ。

谷口 江里也

2010/02/04掲載

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■よりみち〜編集後記 
政治にはお金がかかると以前から言われてきているが、最近話題に上る政治家とお金の感覚には、はっきり言ってついていけないものがある。母親から毎月1,200万円の振込が何年にもわたって繰り返されていたにもかかわらず、その実態を全く把握していなかったという総理大臣がいて、6億円の贈与税ををすぐに支払ったとか、自宅の金庫に7億円という現ナマを何年もの間保管している民主党の幹事長がいて、土地の購入資金に4億円を台車に乗せて運んだという話とか、中堅ゼネコンの幹部が5千万円を大物政治家の秘書に渡したとか、そんな金は全く受け取っていないともめていたりと、この国の政治家の金銭感覚はこれで正常と言えるのだろうか?…

「のらり」編集部

2010/01/21掲載


'10 February”
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〜アメリカ中西部今昔物語


Grace Joy(グレース・ジョイ)

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 〜谷口江里也が芭蕉を表現哲学詩人の心で読み解くクリエイティヴ・トリップ

谷口 江里也

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■貿易風の吹く島から [全157回]
〜カリブ海のヨットマンからの電子メール


佐野 草介


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■鏡の向こうのつづれ織り [全24回]
〜谷口江里也のとっておきのクリエイティヴ時空  
谷口 江里也   

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〜移住を選んだ12人のアミーガたち、の巻
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湯川 カナ


 

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