のらり 大好評連載中
2018/04/12掲載

■新・汽車旅日記
~平成ニッポン、いい日々旅立ち
 
第659回「お上りさんが京を行く -京都市営地下鉄東西線 六地蔵~御陵 -」

「杉山さん、では、のちほど!」 そう言って、重い機材を抱えたグループが去った。私は京都駅に一人残された。2016年10月21日09時20分。これから16時半まで、約7時間半の自由時間であった。大津のショッピングセンターで鉄道ゲーム『A列車で行こう』のイベントがあり、私も出演する。チケットは先方が手配してくれたわけだけど、経費節約のため安い団体ツアーを使ったら、指定された列車が早朝便ののぞみ7号だった。 「タイミングが悪くて……」と担当者が恐縮したけれども、私にとって早起きは苦ではないし、むしろ、現地で自由時間をいただけるとはありがたい。よし、電車に乗ろう。この春に開館した京都鉄道博物館に行ってみたい。しかし、京都駅から離れている。バスか、徒歩か。めんどうだな。京都鉄道博物館のそばに山陰本線の新駅を作るという話がある。最寄り駅が開業してからでもいい。未乗区間に乗ろう。

杉山 淳一

杉山 淳一 ※今週は休載です

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2018/04/12掲載

■店主の分け前
~バーマンの心にうつりゆくよしなしごと
 
第349回「流行り歌に寄せて No.154「すてきな王子様」~昭和41年(1966年)」
 
どうして長野県時代に聴いた曲にそんなに未練があるのか、自分でも理解できないが、悪足掻きをして、昭和41年の曲をもう一度だけ紹介させていただく。 あの当時、しきりに耳にしたのだが、誰が歌っていたのかさえ覚えていない曲であった。それでも、時々旋律を思い出し、誰だったのかなぁと思う気持ちはよぎるが、踏み込んで調べようとはしなかった。しかし、今回は最後の機会のような気がして、チャレンジしてみた。 歌っているのはフランス・ギャル。フランスの女の子という意味ではなく、そういう名前の歌手である。綴りはFrance Gall、“girl”が転じて70年代に作られたアメリカ英語の方は“gal”であるから、綴りそのものも違い、彼女が登場した60年代にはできていなかった言葉らしい。 当時、小学校5年生の私は、この歌手の名前を知っていたのだろうか。それも記憶にないが、かわいらしい声で歌われた曲だけはずっと頭に残っている。

金井 和宏

金井 和宏  

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2018/04/19掲載

■イビサ物語
~ロスモリーノスの夕陽カフェにて
 
第16回「ギュンターとドイツ人たち その3」 up
私はイビサ語(Ibicenco)の微妙なニュアンスなど全く分からないながらも、ギュンターの演出に対して凄い、よくやったと感嘆したのを覚えている。簡素な舞台造り、役者不足、ギュンターに言わせれば、満足に声を出せ、体を動かせるヤツがいないので、やむなくバッサ、バッサと枝葉を払い落とし、本筋だけで舞台を創るしかなかった…ということになるのだが、プロの演出というのはこういうものかと、初めて演劇に出会ったような気にさせられた。公演の後、「ギュンター! ギュンター!」のシュプレヒコールに応じて舞台に呼び出されたとき、ギュンターはまるで自分は大道具係の一人だとでもいうふうに、早足で出てきて、軽く頭を下げ、勢ぞろいしていた主役、脇役、舞台裏の人たちを促すように、サッと引き上げたのだ。それは非常に慎み深く、謙遜な仕草だった。ほとんど、自分が舞台に登るのを恥じているようにさえ見えた。

佐野 草介

佐野 草介 

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2018/04/19掲載

■亜米利加よもやま通信
~コロラドロッキーの山裾の町から
 
第558回「ベティーとマイクのマクドナルド・ファーム」

ベティーとマイクは谷間の町、今私が教職に就いている大学がある町の出身です。もちろん、彼らが育った時、そこは村と呼んだ方が当たっている人口1万人ほどの田舎町でした。ただ鉄道の駅があるので、周囲の牧畜、農産物をこの町に集め、輸送するのに便利だというだけが、町の存在価値のようなところだったと言います。ベティーとマイクは隣同士、それこそお互いがヨチヨチ歩きの時からの知り合いで、彼が17歳、彼女が16歳の時に結婚したと言いますから、金婚式など遠の昔に済ませたカップルです。マイクは14、5歳の時から、この高原台地の牧場で牧童として働いてきました。ですから、ここの歴史の証人のように、大きな変化を目の当たりに体験してきました。今、コロラド国立モニュメントになり、曲がりくねった崖っぷちの道も舗装されておらず、秋に牛を下の町まで運ぶのは西部劇の牛追いよろしく…

グレース・ジョイ

Grace Joy 
(グレース・ジョイ)
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2018/04/19掲載

■『ひとつひとつの確かさ』
~表現哲学詩人 谷口江里也の映像詩
 
第26回「野の花水仙合唱団 ~Wild Narcissus Choir」
 up


26_ts



野の花水仙合唱団。
表情も豊かに春の歌を
みんなで唄っているかのような
ひとかたまりの水仙の花。
……

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谷口 江里也 

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2018/04/19掲載

■よりみち~編集後記  up

世界も日本も次から次へとトンデモナイことばかりが起こる。この現状はあまりにも異常過ぎないのかと思うのだが、よくよく歴史的に考えてみると、トンデモナイことが起こらない時代ってないのだ。どんな時代でも、人間がいる限り、まさかという事件が次々と起こっていて、平和な時代が永続することはあり得ない。これは人類的な宿命なのだろう。誰かが原因となりその問題を起こしている。そう考えると、いま日本で現実に起こっている森友・加計学園問題や、それに付随する財務省決裁文書改ざん事件、国有地不正売買事件、そして財務事務次官セクハラ事件、また、防衛省の陸上自衛隊のイラク及び南スーダン派遣の日報隠ぺい事件など、毎日日替わりで役所の問題が出続けていることもたまたま繋がっているだけだとも言える。それにしても、こう毎日続くと疲れる。そして、不思議な現象だが、これらの問題が続く原因を国民のほとんどが気づいているということだ。

よりみち

「のらり」編集部

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