のらり 大好評連載中
2018/01/18掲載

■新・汽車旅日記
~平成ニッポン、いい日々旅立ち
 
第653回「満腹トロッコライン - 奥出雲おろち号 1 -」 
up
踏切の警報音が鳴り、側線にいた奥出雲おろち号が動き出した。凸型のディーゼル機関車が2両の客車を後押しして、備後落合方面に進む。青と白、裾が広がった斜め模様が機関車と客車を一体的に見せている。カッコいい。列車は本線上にいったん停まり、プラットホームのある2番線に入り直す。踏切の音が止んだ。機関車の横で女性の係員が記念写真用のプレートを立てた。しかし誰も来ないので暇そうにしている。お願いして写真を撮ってもらった。女性と並んで撮りたいと思ったけれど、そうするとシャッターを押してくれる人がいない。ひとり旅らしい写真が仕上がる。トロッコ車両の指定席に荷物を置いて、外から車両を見物。凸型機関車は最後尾で、客車を押して進む。機関車の隣は冷房車。12系客車だけど、座席は真四角ボックスシートではなく、リクライニングシートになっている。この車両の指定席は販売されない。雨が降ってトロッコ車両に・・・

杉山 淳一

杉山 淳一 

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2018/01/11掲載

■店主の分け前
~バーマンの心にうつりゆくよしなしごと
 
第343回「流行り歌に寄せて No.148「勇気あるもの」~昭和41年(1966年)」 
年の始めに、吉永小百合さんの曲をご紹介できるのは、幸運なめぐりあわせである。私のサユリスト歴は、意外に長い。昭和42年のTBSテレビ系列のドラマ『娘たちはいま』あたりから素敵な女の人がこの世にいるものなんだな、と意識し始めた頃から数えると、50年以上続いている。もちろんタモリさんが自認するように「サユリさん一筋」というまでにはいかず、他の女優さんたちを好きになったことは数多くあるが、一貫して彼女のファンでいさせてもらっている。これは、かなり幸せなことだと思う。 ドラマの前年、今回の曲が発売された昭和41年10月30日当時に放映された(放映期間は昭和41年10月1日~11月26日)という日本テレビ系列『吉永小百合ショー』は、残念ながら、私たちの地方では観ることができなかった。如何ともし難いことなのだが、これは悔しい。発表されたリアルタイムでの、トニーズとともに小百合さんが歌う『勇気あるもの』を、ぜひ・・・

金井 和宏

金井 和宏  

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2018/01/18掲載

■イビサ物語
~ロスモリーノスの夕陽カフェにて
 
第3回「ヴィッキー その2 up 

ヴィッキーがこっちに来いと盛んに手振りで誘うのを、私はコーヒーのマグカップを乾杯でもするように持ち上げ、行くとも行かぬとも取れる、しかし、お前たちをシカと観たぞと挨拶した。こんな時、相手が素っ裸であっても、目を逸らしてはならない。近くで対面するときにも相手の顔を見つめることだ…という教訓を私はすでに学んでいた。スペイン人やイタリア人、フランス人の男性は臆面もなく爪先から頭の天辺まで舐めまわし、視姦すような視線を走らせるが、私はとてもそんな境地には至っていなかったし、100年経ってもそんなあからさまな視線を送ることはできないだろう。と言っても、私が裸の女性たちを目の当たりにしていつも平静でいられたわけではない。まだ20代の後半だった私は、いたずらに浮世を離れた仙人であろうとしていのだ。今思えばよくよく爺むさいことをしていたものだと思うのだが…。スペイン人のウエイターたちやイビサに出稼ぎに来ているスペイン本土の連中が・・・

佐野 草介

佐野 草介 

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2018/01/18掲載

■亜米利加よもやま通信
~コロラドロッキーの山裾の町から
 
第545回「引退生活の理想郷と山小屋暮らし」

ケンとヴィッキーの家は私たちの小屋から私道、郡道、そしてまた彼らの私道を通り、正式な公認道路では1キロメートルの距離になりますが、森を抜け深さ20メートルばかりの乾いた谷を登り降りすれば200、300メートルのところにあります。もちろん私たちはブーツを履いて近道の藪漕ぎルートで行き来します。ケンとヴィッキーの家もその辺りも、わが小屋周辺と比較にならないくらい整備されていて、ウチのダンナサンに、「こりゃ、壮大な差がつくな~~」と、溜め息をつかせるほどです。家自体がとても立派で、いかにもお金も労力も糸目をつけず、彼らの思うように、理想を追求したと言えそうなもので、思いっ切り大きく取った東側の窓は、窓というより全面羽目殺しのガラスの展望台のようですし…

グレース・ジョイ

Grace Joy 
(グレース・ジョイ)
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2018/01/11掲載

■『ひとつひとつの確かさ』
~表現哲学詩人 谷口江里也の映像詩
 
第13回「鴨たちが帰ってきた ~Ducks Came Back」
 

 

鴨たちが帰ってきた。
去年と同じように今年も。
遠くはるかな空を渡り
公園の小さな池に帰ってきた。…

elia

谷口 江里也 ※今週休載

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2018/01/11掲載

■よりみち~編集後記  

2018年が穏やかに明けた。これが嵐の前の静けさなのか、それとも意外にも平穏なまま進行していくのか・・・。ただ、取り巻く環境は平穏無事に流れていくとは到底思えないものがある。韓国の平昌冬季五輪の件で2年ぶりの韓国と北朝鮮の会談が開催され、米韓合同軍事演習も五輪開催期間は実施しないことを確認して、五輪期間中だけは何も起こらない確約が得られたが、会談の際、日米韓が最も注目する非核化のテーマに関しては一切受け付けない強硬な態度を崩さなかったわけで、韓国との融和策をさらに推し進めながら、一方では米国への核攻撃の挑発を継続し、核保有国を承認しない限り、米国との対話には臨まない姿勢は固守することは明らかだろう。韓国との対話が進展すればするほど、米国と韓国、そして日本との協調関係が危うくなるわけで・・・

よりみち

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